特に乳幼児期のお子様を抱えての共働き世帯の家事分担は、お子様の急病や、ケガなどの対応も考慮に入れる必要があります。はしかや水ぼうそうの他、お子様に多いプール熱や手足口病などになると、症状が治まっても保育園に登園するまでウィルスが他人にうつらない時期なるまで一定期間自宅待機させられます。家事そのもの分担に加えて急なお休みをどう対処するかも家事分担と一緒に考えると良いかと思います。

保育園の送迎は柔軟対応で

お仕事の種類によっては、勤務時間や出勤日が変則的なお仕事もあります。保育園の送迎は柔軟対応でいきましょう。
また、都市部では認可保育園にこだわらずに、認可外保育園で、リトミックや英会話などのレッスンが付いている所もあります。そうした保育園は大抵保育時間も長めなので検討対象に入れてもよいのではないでしょうか?中には学童までエスカレータ式になっている保育園もあって、ずっとそこで預けていれば塾の送迎の心配もしなくて済むという所もあります。

急な発病の時もどちらが基本的に1次対応するか決めておきましょう。
おじいちゃん、おばあちゃんたちに応援を頼めるか確認しましょう。病気の時は責任とれないからと自分の孫でも拒否するケースが結構あります。残業の時に助けてくれるから病気の時も当然と思わず、「親しき中にも礼儀あり」たとえ実父・実母であってもきちんとあらかじめ相談しておきましょう。

家事分担ではパパも育児に一通り関われるように練習!

育児時休暇中はママにお任せだった家事全般をパパにも分担して貰うようにしたいものです。
たとえ、「無理!」な程パパが多忙でも、ママだってお子様の発病が重なるとそんなにお休みをとり続けられるものではありません。パパにも1日でもいいから代わって貰えるように、家事だけでなく、育児の方も1人でお子様の面倒が見られるように普段から休日の日には関わって貰いましょう。

家事分担は分担というよりフォローのあり方

共働きでの育児では、家事分担というよりも、家事・育児を2人で担っていくためにどうフォローしあうかという、考え方にすると上手くいくと思います。分担と言ってしまうと分担外のことは、関わらないという考えを持ち出してくる屁理屈男性も居そうです。

お互いに第1次対応は夫か妻かという風に決めて、第1次対応が夫や妻が無理な時は、反対側が、それもダメならと、2重3重の対策をあらかじめ考えておきましょう。
掃除や洗濯でも妻が子供からうつってインフルエンザになってしまうということは十分考えられるからです。

また、許容範囲も広く持ちましょう。完璧に家事をこなすのは無理だからです。夫が面倒だからとコンビニ弁当を自分と子どもに与えたところ、妻が「コンビニ弁当!」と怒ったりすることがありますが、1食位コンビニ弁当でも死んだり病気になったりしませんから、その辺をよく話し合って、お互いが許容できる妥協点を探りましょう。

おわりに

家事分担と言われて、いい気もちのする男性はあまりいないようです。
「共働きだからフォローしあおう!」と呼びかけてみると家事分担を提案した時よりは「できることならやるよ」と言いやすい雰囲気になります。

分担すると言われると、仕事の場面でも分担すると使うように、分担した作業は担当者の責任のようなイメージが男性にはあるようです。それに文中にも書きましがた担当者が無理なときの対応も一緒にあらかじめ考えておかないといけません。