どんなに優秀な人でも仕事と家事の両立を、完璧にこなすことは難しいかと思います。
共働きに向いているのは、完璧主義的になんでもこなせる人よりも、そこそこの能力でも手抜きしちゃって、「これしかできないの、ごめんね」と言っても許される、愛されるキャラの要領のいい人です。

家族から愛されキャラになるために

ここでいう愛されキャラとは、「サザエさん」的な愛され方です。
結婚して10年経つ人が夫から新婚時代同様の愛情を取り戻そういう話ではありません。
愛されキャラとは昔風に言えば、愛嬌があるということです。
「男は度胸、女は愛嬌」と昔から言いますが、美人は三日で飽きられますが愛嬌は一生ものです。キャラとして演じていくうちに、自分の個性の一部にしてしまいましょう。
女性らしさを失わずに、失敗しても笑顔でめげない芯の強さが必要になります。
キーワードは笑顔です。笑顔なくして、愛されキャラは演じきれません。

まずは、家事が負担になっていることを夫に伝えましょう

男性はあなたが文句を言わずに「淡々」とやっていると家族は感謝どころか、家事をやる習性のある生き物扱いにされてしまいます。
いきなり、手抜き家事に切り替える前に夫に「仕事と家事の両立が負担だったこと」を伝えましょう。夫は驚くかもしれませんが、何も言わずに手抜き家事を始めると、「僕は妻を怒らせるようなことをしたかな?」と夫が悩んでしまいます。
仕事でもそうですが、根回しは重要です。

できない家事は「ごめん、できないの~」とアッケラカンと言ってみよう

辛くても毎朝朝食をきちんと作ったり、片付けなどが面倒でもきちんとした部屋を目指して、毎日忙しいなか掃除したりしても、無理なら無理と宣言しましょう。
本当は苦手な家事や、疲れて体がしんどい時は、アッケラカンと
「ごめん、今日は勘弁して!」
「ごめん、本当は料理苦手でできないの~」
などと言ってしまいましょう。
根回ししていても、びっくりされるのは必至ですが、これも家事をあなたがやるのが有り前にしないための、テクニックです。
料理が苦手なら時間がない時はお惣菜を買ってきたりしても罪悪感を感じずに自分も変化していくことが肝心です。

多忙な夫にもお手伝いを頼んじゃう

夫が多忙な人でも、思い切って
「ごめーん、これお願いできる?」
と笑顔でお願いしてみましょう。簡単なゴミだしなどから初めて、畳んだ服をタンスにしまうなど、子どもの手伝いのようなところからお願いして夫をなれさせます。
「仕方ないなー」と言わせればこっちのもんです。

おわりに

すべての事を、ご愛嬌で乗り切るのは、向き不向きがあるかと思いますが、苦手な家事を勘弁して貰うくらいのことなら、笑顔で謝る、笑顔で「今日は手抜き料理でーす。」と宣言するなど簡単な言動の変化で、相手の仕方ないという気持ちも中に「可愛いから許すか」が入っていることが重要です。
普段から家族を大事にしていないと、「ダメな妻だから仕方ない」では将来離婚の危機もはらんでしまいます。是非、愛されキャラで「可愛いから仕方ない」という気持ちを相手に持たせてしまいましょう。