共働き家庭の喧嘩の原因のトップは家事を巡ることだそうです。つまり、家事を巡る不協和音を調律すれば、喧嘩はかなり減ってお互いに気分よく過ごせるのではないでしょうか?

どうしたら家事で喧嘩にならないようにできるか?

  1. 家事の分担を明確に決める
  2. お互いの家事のやり方が気にいらなくても受け入れる
  3. どうしても譲れない家事に関しては自分で責任を持ってやる
  4. 家事は女性が主にやるものという考えは共働き世帯向きではない
  5. 自己陶酔的にこだわり過ぎて非効率的な家事は迷惑なので止める

1.家事の分担を明確に決める

新婚早々共働きの場合も、途中から妻が仕事を始める場合も、共働きがスタートするときに、家事の分担をきめましょう。ただし、分担は硬直的にしては困ります。どちらかが風邪で寝込んでも、相手の分担分を生活に支障がない範囲でこなせるようにしておきましょう。妻が料理担当でも、夫は電子レンジの使い方位は覚えておきましょう。妻の具合が悪い時に、お惣菜を買ってきても電子レンジが使えないと温めることもできません。

2.お互いの家事のやり方が気にいらなくても受け入れる

家事のやり方はそれぞれの実家でのやり方が沁みついていて、それが当然と思っています。あなたの当たり前が、相手には変な家事のやり方に見えることがあっても、それはどちらがいいとか悪いではなく異文化の遭遇によくある戸惑いです。生活に支障がないならスルーしましょう。洗濯物の畳み方が夫婦で違っているからといっても病気になったり、洗濯物が紛失する訳ではありません。「ま、いいか!」の精神が大切です。

3.どうしても譲れない家事は自分で責任を持ってやる

家事の中でもどうしても譲れないというものについても、自分でやりましょう。これも家によって、「四角い部屋を丸く掃くなんてとんでもない!」と言われて育った人と「人間埃では死なない」と言われて育った人では前者の方の人が後者の人の掃除の仕方にイライラするでしょう。イライラするより、自分でやった方が余程、お互いの精神衛生上良いかと思います。

4.家事は女性が主にやるものという考えは共働き世帯向きではない

妻でさえ家事は妻がやるべきと思い込んでいる人が案外多いですが、妻が仮に1日6時間程度のパート勤務でも家事全部を1人でやるのは大変です。結局心身疲労してお勤めを辞めることになるくらいなら、最初から専業主婦で通した方がいいでしょう。
勘違いしがちなのは、収入差が大きいとか、勤務時間が長いとかいう理由で共働きでも家事はしなくて良いということにならないということです。
特に男性の方が賃金が多いのも、勤務時間が長いのも夫の努力の結果というよりは、日本の会社の一般的傾向にしか過ぎないからです。働いてから帰宅後料理したりするのは妻だって大変なのです。

5.自己陶酔的にこだわり過ぎて非効率的な家事は迷惑なので止める

家事の楽しさが分かってくると、男性の中には凝り性の人がいて、こだわりの男の料理を作ってくれる場合も。食事を作ってくれるのは助かりますが、趣味的な料理なので食材も割高なものを選んで、長いことキッチンを占拠されてしまいます。
そんな凝ったことをして台所は汚しまくりにされた上、「自分は作ったから、片付けはお願い。」と言われて嬉しい妻はまずいません。

まとめ

お互いに相手との違いを受け入れることや、思いやり、独りよがりにならない気遣いなどが必要です。家族だからといって、無制限に甘えが通用する訳ではないことを2人共が理解することから、家事が原因の喧嘩を減らすことに繋がります。