小学生の頃、夏休みの予定表というのを書かされて妙に細かく書いたけれど、結局のところはダラダラ過ごして、きちんとやれたのはそれこそ3日だけ…。
そんな分担表なら作成する手間が惜しいので止めておきましょう。逆に変に分担が決まっているので分担をこなせない時、相手を几帳面さが勝る方が責めがちです。
うまくいく家事分担表はどんなものでしょうか?

2人の仕事の性質をよく考慮して配分する

まず、夫婦の仕事のスケジュールをよく普段から話し合っておく必要があります。

自分より帰宅の早い妻が、実はいつもは定時で18時退社でも曜日や繁忙期には19時過ぎの退社になるなど、残業していることを知らないでいる夫も少なくありません。
自分より早く帰れるから、夫が多忙な時は妻が家事をして当然と言ってしまうと、分担表の意味もなにも無くなっていまいます。

あまり細かく分担しない

食事を作るのは平日は妻で、休日は夫。
と言った、ざっくりした内容でいいのではないでしょうか?夫は休日に朝食でも昼食でも晩御飯でも好きな時間に作ればOKというくらいの大体、こんな感じでという分担表にしないと分担表に首を絞められません。

また、分担表なあくまで2人の合意の上で出来ているもので、法律でもなんでもないので、分担した役割を
「ごめん、今日は代わって」
お願いできることにしておきましょう。2人が分担表の奴隷になる必要はありません。
忙しい時は二人とも家事は出来ない日というのを決めてしまっても良いかもしれません。

分担は決めても2人ともが、おおよそ家事ができるのが理想

男性は女性なら家事がなんでもできると、勘違いしている人も多いです。女性だって完璧な人ではないので、家事の中でも得意・不得意があって当然です。その事をきちんと伝えていますか?

必死の思いで忙しい共働き生活の中で苦手な家事を「だんな様のために」するのは止めましょう。もちろんお子様の為にだって、無理することはありません。

無理が重なると結局「こんなに私が頑張っているのに…」という見返りを期待してしまいがちです。
夫が分担の必要性に気が付いて、あなたと同じ想いで家事を頑張っても所詮、あなたの足元に及ばないケースが多いのが目に見えています。そのことに対して落胆するのではなく、「まぁ、この程度でも仕方ない」と懐の深い包容力をお子様にだけでなく夫にも発揮してあげましょう。

とにかく、どちらかがお子様共々臥せったりした時に、頼りになるのはやっぱり家族である夫なのですから。

家事分担を続けるために

家事分担をなんとなくやって、なんとなくなし崩し的にいつの間にか元のようにほとんどの家事を妻がやっていては意味がありません。

家事分担表がきちんと実行できたかどうか、1か月単位で夫婦で話し合いましょう。出来たところ、出来なかったとlころがあるかと思います。出来ない時は突発的な理由なのか、無理な分担だったのか原因を考えて家事分担を見直していくことで、夫婦独自の分担表が自然に出来上がってくるかと思います。

おわりに

最初から、「これで決まり!」という家事分担をするのは難しいものです。特にお子様が生まれた、またはあなたが職場復帰した等のイベントの時に作ると、いいあんばいにはなかなかいかないかもしれません。

だからと言って、明文化しないと男性は、「自分がやらないと妻が自然とやってくれるから」と甘えてしまうので、はっきり分担表の形にするのは良いことだと思います。
是非、続けられる無理のなさを目標に分担表を作成しましょう。