共働き家庭に限りませんが、子育てしながらの家事はやっかいなものです。動き始めた赤ちゃんは本当に目が離せません。予想もしなかったものがケガの原因や誤飲対象になることがあります。共働き家庭において、効率良く家事を片付けようとしたいときに、お子様のことを第一に考えた環境を整えることが重要です。また、将来のお手伝いに繋がるようにママの家事を見せるのも重要です。

お部屋はシンプルなお部屋を基本に

インテリアなどはシンプルにすることが基本です。
特にお子様の手が届く範囲にものがいろいろあると、ごちゃごちゃにされたり、場合によっては壊してしまい、その破片でケガをすることも。
お子様の安全と、事故後の後片付けの負担をなくすために、お子様の手の届く範囲には物をあまり置かない、「見せる収納」は少しの間控えましょう。
お子様は日々成長しています。はいはいしたと思ったら、段差を階段のようによじ登ってしまうこともあります。普段からお子様の成長をよく観察しましょう。

赤ちゃんガードはママの味方だけど、いつまでも使えない

赤ちゃんが、階段をよじ登らない、またはキッチンに侵入しないようにするための柵が赤ちゃんガードです。これなくしては、後追い期の家事をこなすのは困難です。
2歳位までは、後追い期が過ぎても保育園からお迎えに来たママと一緒に遊んで欲しくてキッチンに入ってきてしまいます。
多くの赤ちゃんガードは2歳児の体重までは持ちこたえられません。
お持ちの赤ちゃんガードは体重で限界が記されています。
成長の早い子は1歳に満たなくても体重が赤ちゃんガードをオーバーしてしまいます。

赤ちゃんガードが使えない時の夕ご飯作りが一番大変!

赤ちゃんガードが使えない時は、キッチンに入ったら怒るよりも、高めの椅子を用意して、ママ目線が見える位置にお子様を座らせてみましょう。このときの椅子の置く場所がポイントです。

  • カウンター式キッチンなら、カウンター越しに見えるように
  • そうでないなら、火から最も遠い位置に

ママは料理もしながら、お子様が椅子から落ちないように気配りしながらの料理になるので、当然凝った料理は無理です。ママのお料理の手際の良さ(というか、ささっとできるものしか怖くて作れない)を見ていると、きっとお子様も将来自分もお料理したいと思うようになるでしょう。

お掃除の時はパパに協力要請

週末にまとめてお掃除する場合はパパに外出に連れ出してもらいましょう。ついでに買い物リストを渡して1週間分の買い物もお願いしてもいいでしょう。まだ小さいうちならスーパーに行くだけでもお子様には、珍しいものが一杯で興味津々でいるのでカートに乗せて一緒に買い物するだけで十分レジャー気分を味わえるようで、子供は一定の年齢まではスーパーに行くのが大好きです。
(行っても欲しいお菓子を買って貰えないことが分かってくると行きたがらなくなりますが)

おわりに

お子様には2歳になったら、そろそろお手伝いの習慣も躾たい年頃です。
掃除機でも、お料理でも、なんでも、実際にやってもらいましょう。もちろん、お手伝いというより遊び感覚でしかありませんが、それが後々生きてきます。正直家事を効率よくやるには程遠いですが、子供に早くからお手伝いを躾けておくと、小学校1年生くらいになると自分で上履きを洗ったり、玄関の掃除くらいは楽々できます。
子供にも家事分担を視野に入れる為に今はちょっと我慢の時と思って頑張ってみてください。