仕事と育児の両立は毎日が戦争状態になるのが普通でしょう。お子様がいなかったころは、優雅な共働き世帯として家事の負担もそれほどでもなかった頃に比べて、お子様が増えたことで、保育園の送迎の他やらなければならないことが増えてしまいます。多忙のあまりに疲れが取れない方は少なくありません。

家事負担はご主人と相談してみませんか?

もしかして、家事・育児のほとんどをママ1人で背負っていませんか?それでは、負担が重すぎます。旦那様が多忙でも、以下のような事柄は頼んでみても良いのではないでしょうか?

  • 朝の保育園の送り
  • 夕飯の片付け(食洗機を利用できればご主人でも楽々です)
  • お風呂掃除(最後に入った人がお掃除するルールにする)
  • 旦那様が休日の時は、風呂掃除、子供の靴洗い、アイロン掛けなどできる範囲で家事もサポートしてもらうか、子供の遊び相手になってもらい、その間にママは溜まった家事か休養をする。

ママが頑張り過ぎて疲れているとお子様もハッピーではありません。疲労がたまると風邪など軽い病気もこじらせ易くなって、家族に迷惑をかける事態にまで発展しかねません。

隠れた病気がありませんか?

体が重い、だるさが抜けないなどの症状は貧血からくることがあります。日本人の平均的な食事では鉄分は不足しがちです。特に女性は月経もあるので、内科・婦人科などで診察して貰うと良いでしょう。
また、上記と同じような症状でも更に眠れないとか、眠いのに何度も起きてしまう。または、いくら寝ても寝足りないという方は、体だけでなく精神的な疲れが溜まっている可能性もあります。良い睡眠をとらないと疲れは取れません。心療内科などで睡眠導入剤などを処方してもらうと良いでしょう。

仕事も抱え込み過ぎない

仕事も多忙で、保育園に間に合う為にやりきれない仕事を家に持ち帰ってまでやる方も、要注意です。睡眠時間を削るような事態は避けましょう。育児に時間を割く期間はスローペースで仕事をする方が楽です。キャリアも大切でしょうが、疲れが取れない程、疲れ切ってしまってはこの先もお子様の成長過程でいろいろなことが起こるのに対処しきれません。仕事の分担の見直しなどを上司に相談してみるか、配置換えを相談してみてはいかがでしょうか?
会社が子育てママに理解がなく、特別な配慮が期待できないなら、転職することを視野に入れても良いかと思います。

おわりに

心身の健康がなければ、仕事と育児の両立は難しいでしょう。
逆に、心身の健康を保てない程、疲労する仕事と育児の両立はどこかに無理があるのです。完璧に仕事も育児もこなそうとすると無理をしがちです。
家庭でも、職場でも、手に余ることは助けを借りましょう。そういうことが可能な人間関係を普段から作っておくのが、仕事と育児のポイントと言えるでしょう。