責任感のある方や、自分の母親が専業主婦だった方の場合、
「夫に家事をやらせるなんて!」
という気持ちが強い人がいますが、共働きしながらの育児はすでに敵陣に切り込んだ状態の戦闘態勢にあると言っていいでしょう。
銃後の守りなどと言っていられない、夫婦総動員態勢で仕事と家事と育児をこなして行かなくてはなりません。夫と同志となって共に戦いぬきましょう。

夫が協力的でないなら、家庭も戦場宣言してみては?

夫が家事・育児に協力的でない場合は
「男の仕事は戦場だ」とか言って気取っているものです。しかし女性だって仕事で、頑張って戦っているのです。
その上、帰宅して家事・育児と戦場を1人で転戦するような生活は過酷すぎます。
男性にも、帰宅後に片付けなければならない家事・育児の戦場を体験してもらうのが一番です。可能なら、3日だけとか1日だけでも育児休暇を取ってもらいましょう。
育児しながらの家事の大変さ、それを帰宅後に集中してやらなければならない大変さを共有した方が、同志としての絆は強固になるのではないでしょうか?
育児休暇を取れない場合は
「家庭も戦場宣言」してみましょう。

家庭戦場宣言するだけでなく、そのプレゼンテーションが大切

このとき、なぜ戦場なのか説明する必要があります。以下はプレゼンテーションに盛り込むべき事柄を書き出してみました。

  • 保育園や学童保育のお迎えに間に合うように帰宅するために仕事を効率よく集中して行っている
  • 保育園や学童保育のお迎えも負担
  • 帰宅後に子供を寝かしつける時間(大体9時位)までの数時間で
    ○食事の支度
    ○子供に食べさせる
    ○風呂掃除がしてなければ食べさせる
    ○食事の後片付け
    ○子供とお風呂
    ○子供の寝かしつけ以上をやらねばならないのです。しかもお子様の成長過程によっては、なんでも「イヤイヤ」と反抗する時期もあったり、後追いしてママのそばをひと時も離れなかったりして効率的に家事をしたくても、なかなかできません。
  • その上、この慌ただしい生活の中で、
    ○トイレトレーニング
    ○服の着替え
    ○服を畳む
    ○箸の持ち方
    ○挨拶
    ○好き嫌いさせないように工夫する
    などの躾もする必要があります。

もし、自分で夫にプレゼンテーションするのが自信がなければ、このページを印刷してみてもらいましょう。

それでも大変さが分からないなら、同志に値しない夫を選んでしまったと自分の見る目の無さを悔やむしかないかもしれません。

おわりに

共働きに限らず、夫婦と言うものは同志のハズです。
共働きの場合は、その役割をお互いに切り替えができる状態にしておくと最強の同志になれます。逆にそうでないと、ちょっとしたアクシデントに家庭運営が行き詰まってしまいます。是非、夫を上手く乗せて同志意識を強く持ってもらいましょう。