制度上、3歳未満の子のママは時短勤務が可能です。しかし制度はあくまで制度でしかありません。ママが職場で担っていた仕事量が減る訳ではないのです。育児休暇中は臨時の人を雇ったり、同僚の人たちがフォローしあっていたかもしれませんが、仕事復帰した時に、時短勤務はすべきか、すべきでないか。どちらが楽でしょうか?

はっきり言って、時短勤務自体は会社にとっては迷惑

仕事の量が減っているので、時短勤務認めますというのなら気兼ねなく時短勤務できるでしょうが、仕事の量は休暇前と同じで、休暇前が暇な仕事だったらともかく、イマドキ暇な職務などと言うものはないでしょう。休暇前と同様に働くものという前提でいる会社は多いです。
逆に、会社側が、休暇前の業務には育児しながらでは耐えられないだろうと判断されれば不本意でも閑職に追いやられることも珍しくありません。閑職といってもそれなりに業務はあるので、時短勤務自体を歓迎する空気がある会社なんて世の中に存在しないと思っていた方が良いでしょう。

育児の為には1時間の時短勤務で大きな違いが出る訳でもない

会社は時短勤務を認めても1時間の遅刻または早退くらいしか対応しない会社がほとんどです。
1時間違うとお迎えを延長保育にしないで済むかもしれませんが、だからと言ってお子様との時間が充実するかというとそうでもないという感想の人が多いです。
多分、3歳未満という小さくて一番手のかかる時期しか該当していないので、1時間の時短では、余裕を感じられないのではないでしょうか?

時短勤務できるかどうかは、日頃のあなたにかかっています

時短勤務を利用する場合には次のことが大切です。

  • 育児休暇中から時短勤務希望である旨、上司に伝えておいて周知をお願いする
  • 時短勤務する以上、仕事の効率化は必須です
  • 本当に一番大切なのは、職場の人たちとの人間関係を潤滑にして、貸しを作っておくことです。育児期間中に時短勤務で負担を掛けても「借りがあるからやってあげよう」というような雰囲気を作っておくことです。

おわりに

結局、最後にものを言うのは人間関係です。
もちろん社会全体がワーキングママへの理解をしてくれるのが一番いいのですが、そのためには、あなたがママでもきちんと仕事できる証明になって実績を作っていくしかありません。