仕事と家事と育児に追われているあなたにとって、仕事のある日とない日の家事の進行は異なりますか?

仕事があっても無くても、段取りよく家事を行うことを習慣にすると、休日のうち1日が丸々家事で潰れてしまうという悲しい思いはしなくて済みます。

段取り力とは、イメージするところから始まる。

料理のトータルの時間が長い場合は同時進行出来るものがないかどうか、あらかじめ考えることが大事です。

この、「あらかじめ考える」のが苦手な人も多いものです。そういう方は実際に料理しているつもりで頭の中でシミュレーションしてみましょう。

実際に料理するときに、単品では何をどの順番で作るかということをイメージできますか?まずはそこから始めましょう

イメージした単品の料理ごとの作業を整理する

イメージした料理の手順を考えると、茹でる作業が、おかず1、おかず2にあれば、おかず1とおかず2の茹でる作業を同じ茹で汁でできないか考えてみましょう。灰汁の少ないものを先に、灰汁の多いものや、肉・魚などを後にまわします。

また、切る作業もおかず全般でやって最初に一気にやった方がいいか、おかず3を煮ている間に切るものと分けた方がいいかなど、おかずを同時進行しながら料理するのが時短料理の為には必要です。

タイムテーブルをイメージする、それが段取り力になります。

作業を整理できたら、タイムテーブルを考えましょう。つまりこれが段取りになります。

切る、茹でる、焼く、電子レンジ加熱、煮る、蒸す、いろいろな作業を並行したスケジュールを頭の中でタイムテーブルとして考えてみて下さい。凝った料理でなければ、まったくイメージしないよりイメージして段取りした方が断然早いと思います。

段取りとは、あらかじめ作業をイメージして効率のよい進行方法を考える術です。夕飯の支度1つとっても、それは段取り力を発揮した場合と、そうでない場合とで歴然と料理時間の差となってきます。

更に言えば、仕上がりも段取りよくやった方が、加熱し過ぎなどのミスが少ない分、おいしく、見た目も良い食卓に仕上がります。

初めて作る料理は是非、休日に挑戦を

イメージが湧く作り慣れたおかずだからこそ、作業を整理することが出来るのです。

イメージが湧きにくい初めて作る料理などは、お仕事がお休みの時など比較的時間の余裕があるときに挑戦するようにしましょう。そうすることで、料理のテクニックや、食材の上手な扱い方などが更に身に付きます。

料理は実際に自分でやってみないと、レシピを見ただけ、サクサクと作れるようになりません。自分の料理の技術も広がれば、もちろん時間がないときにも威力を発揮することは間違いありません。

おわりに

人間、やったことのないことをいきなりやると時間がかかるものです。なにせ、あらかじめイメージすることができないからです。

夫婦2人だけなら、毎晩外食でも問題ないかもしれませんが、子供が生まれて育児休暇が明けた途端に仕事と慣れない料理を限られた時間でこなすのは大変です。でも育児休暇明けだとまだ離乳食の子などを飲食店に連れていくのも周りにも気を遣って大変です。

できれば、夫婦2人だけのうちにお料理に慣れて、段取り力をつけておきましょう。これも段取りのうちですよ。