育児と仕事の両立はお子様が大きくなるまで続きます。10年以上もお子様には手がかかるものと思いましょう。小学校に上がったら上がったで、PTAの役割も回ってくるし宿題は家族で取り組むものが多いものです。そんな長い間ずっと仕事もこなしていくには職場の人を味方につけないと続きません。

育児休暇や有給休暇の取り方について

妊娠を会社に報告して働き続けることを報告した時から、大事な根回しは始まっていると言っていいでしょう。
育児休暇は確かに法律で定められた権利ですが、だからと言ってなんの考えもなく自己都合だけでお仕事復帰時期を決めずに、妊娠の報告と一緒に仕事復帰の相談も合わせて行うのが良いでしょう。
有給休暇もお子様の病気で使い果たしてしまうのが常です。男性社員の多くが有給休暇を1日取るのにどれだけ気を遣っているか、傍目でわかりますよね?
働くママも同じです。仕事を急に休むかもしれないリスクがあるのを「有給だから取れて当然」という態度では、職場で孤立してしまいます。

職場の人の協力がないと働くママは続けられません

いつ、急に仕事を休まねばならないかわからないママが仕事を続けるには職場の理解が不可欠です。職場の理解とはすなわち、職場の人の理解です。いくら社長が号令を出して「働く女性にもやさしい会社」を目指していても、現場である自分の同僚や上司、後輩などに支えて貰えなければ意味がありません。

職場の人の協力を得るためには

職場の人の協力を得るためには、「かわいげ」が必要です。すでにアラサーであっても、20代の後輩からも「かわいげ」を感じてもらう必要があります。そのためには、やっぱりコミュニケーションが大切です。お喋りするというよりも、きちんと挨拶をするとか、急に有給取った後に出社したら、「みんなに」お礼を言って回るなどの低姿勢での気配りが必要です。これは有給をとった時だけでなく普段から低姿勢&気配り上手キャラで居続けることが大切です。そうでないと「休んだときだけ頭下げる人」と結局、かげ口の被害に遭うことになります。

かわいげキャラと同じくらい必要なのが実務はバッチリキャラ

いつでも、仕事を代わって貰えるように自分の仕事は抱え込まずにいつでもだれでもオープンにしておきましょう。
自分の仕事をノートにマニュアル化して、上司に相談の上、万が一休んだ時にだれに割り振るかも決めておくと慌てずに済みます。いくら、かわいげキャラでも仕事のできない人は職場にはいらないのです。職場で必要な人になることが大切です。

おわりに

結局、育児休暇や有給休暇の制度があっても、その取得ができるかどうか、取得しても職場に居辛くならないかどうかは、ママの人柄次第になります。仕事の実務と同じくらいの比重で気配り上手を目指してみましょう。